
日本ハムの北山亘基投手(26)が3日、スポーツ報知の単独インタビューに応じ、5年目を迎える今季の抱負を語った。昨季、キャリアハイをマークした要因の一つが、ドジャース・山本由伸投手(27)も行う独自のトレーニング法「BCエクササイズ」。その効果や門下生としての使命を激白した。
(取材・構成 川上 晴輝)
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―自信に満ちた26歳が丁寧に言葉を紡いだ。昨季はキャリアハイの9勝、リーグ2位の防御率1・63をマークした。5年目を迎える今季は、野球人生の大きな区切りの一年にする。
「今年は投手としての完成形に持っていきたいです。高校生の時に将来を描いて、27歳の年に一つの完成を迎えることが長期的な目標でした。数字、技術、実力や知名度も含め、日本を代表するピッチャーになりたい。タイトルを総なめできるぐらいの活躍をしたいと思います」
―昨季はシーズンを通してローテを守り、自身初の規定投球回をクリアした。
「体は疲れていないです。体のどこかが悲鳴をあげていたとか、不調を抱えながらというのは一切なかった。今まで勉強してきたケアの仕方や自分を知るという取り組みが生きているのかなと思います」
―コンディション維持の裏にはプロ入り前から通う、ドジャース・山本の師匠でもある矢田修トレーナーの教え、「BCエクササイズ」がある。
「自然体っていう言葉があると思うんですけど、不自然な動きや姿勢だと物事はうまく流れていかない。余分な力を使わずに、効率化を求めてどう動き出していくかを追求しています」
―代表的な教えが重りを使ったウェートトレーニングを行わないこと。トレーニングをいかに試合に近づけ、効率よく鍛えられるかがポイントとなる。
「体を目いっぱい使った動きの中で練習をする。重りは持たないけど、自重でかなりの負荷でトレーニングをするイメージです。ウェートで思いっきり追い込んだ後に、試合でいいパフォーマンスを出せるかって言ったら出せない。ということは、試合にあまり必要ではない動きや筋肉を鍛えている部分が絶対にある。そういう無駄な要素を取り除いて、より本質に近い部分に寄せていっています」
―矢田トレーナーの門下生・山本は昨年のワールドシリーズで驚異の連投を見せ、MVPに輝いた。
「矢田先生の教えから言うと、あの連投は決して驚くことではないです。由伸さんも一つの成功例として世界に広まっています。取り組み自体が本物だと証明するためには、僕みたいな下の世代が成長していく必要がある。そうやって矢田先生の教えの信ぴょう性を高めていくことにロマンを感じてやっていきたいです」
己の信念をしっかり持った背番号15が、自身の活躍で野球界に新風を吹き込む。
◆北山 亘基(きたやま・こうき)1999年4月10日、京都府生まれ。26歳。京都成章では3年夏にエースとして甲子園出場。京産大から2021年ドラフト8位で日本ハム入団。支配下全体では、77人中76番目の“ブービー”指名だったが22年には新人で開幕投手を務め、シーズン途中には守護神も任された。24年プレミア12で侍ジャパン入り。今季年俸は9500万円(金額は推定)。182センチ、86キロ。右投右打。既婚。
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