
楽天・宗山塁内野手(22)が勝利のためにパワーアップを誓った。ルーキーながら122試合に出場して規定打席にも到達し、パ・リーグ遊撃手部門で新人では44年ぶりにベストナインを受賞。活躍をみせた1年目を振り返り、「細かいところで負ける試合もありましたけど、パワーで負ける、振り負けるとか単純な力の差で負ける試合があった」とチームでも個人でも上位チームとの差を実感した。
差を埋めるため、オフ期間はトレーニングに重点を置いて体作りを強く意識。来年1月に鹿児島県内で行う自主トレでもパワーアップを図りながら、体の使い方など野球につながる動きを頭に入れて練習を積むつもりだ。パワーがついて本塁打などの長打が増えれば、「相手に怖がられるようなバッターになりたいし、力強さというところは関係してくる」という宗山の考えにも合致。また体の強さはけがの防止などにもつながり、遊撃手として長くプレーしたいと口にする宗山にとって必要な部分でもある。走攻守すべてのプレーで力強さを増し、来季は中心選手としてチームを勝たせる存在になる。
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