
楽天・三木肇監督(48)が、来季の守護神について最後まで競わせていく意向をみせた。今季はキャンプ前の段階で、24年シーズンに32セーブを挙げてパ・リーグ最多セーブ王に輝いた実績などを考慮し、則本昂大投手(34)を指名。しかし安定感を欠く投球もあり、シーズン途中からは鈴木翔天投手(29)や藤平尚真投手(27)らに9回を任せていた。「現状でこうかな、っていうのはあるけど、そこは投手コーチや球団ともしっかり話をして」と、早期に決めず来年2月からの春季キャンプなどを経て決めていくつもりだ。
シーズン終盤に守護神を務め、侍ジャパンにも選ばれた藤平は現在、29試合連続無失点と球団記録を更新中。10月に国指定難病である胸椎黄色靭帯骨化の切除手術を受けた鈴木翔も経過は順調で、実戦復帰すれば候補に挙がる。今季チーム最多63試合に登板した西垣雅矢投手(26)、ファームで抑えを務め、1軍デビューを果たした泰勝利投手(22)らも候補だ。「則本が残ってくれたらまた話は変わる。いろいろと確認しながら、スムーズに入っていければいい」と指揮官。試合を締める役割を担う大事な存在を、じっくりと見極める。
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