9日に現役ドラフトが開催される。現役ドラフトでDeNAから中日に移籍した細川成也は3年連続20本塁打を達成し、ソフトバンクから阪神に移籍した大竹耕太郎も先発ローテーションに定着、昨年の現役ドラフトでいえば田中瑛斗が巨人に移籍して大ブレイクに繋げた。
第1回現役ドラフト組の細川と大竹の移籍前年の成績を見ても、細川で言えばDeNA最終年となった22年は18試合に出場して1本塁打にとどまったが、本塁打はイースタン6位の11本塁打と打っている。大竹もソフトバンク最終年は一軍で2試合の先発も、ファームでは14試合に登板して4勝1敗、防御率2.87。
第2回現役ドラフトでソフトバンクから日本ハムに移籍した水谷瞬は移籍1年目の昨季、交流戦最高打率をマークすれば、今季はキャリアハイとなる12本塁打、41打点と新天地で飛躍した。ソフトバンク最終年となった23年はファームで83試合に出場して、チーム4位の35打点を挙げている。
今季巨人で62試合に登板して36ホールド防御率2.13とキャリアハイの成績を残した田中瑛斗も、日本ハムでプレーした昨季一軍では3試合に登板して防御率11.25だったが、ファームでは29試合に登板して5勝2敗1セーブ、防御率2.35だった。
現役ドラフトをきっかけにブレイクした選手を見ると、一軍での出場機会が少なく、ファームでも突出した成績を出しているわけではないが、ある程度結果を残していることがわかる。