
オリックスからドラフト5位で指名された北海学園大の高谷舟投手(22)が19日、北海道札幌市内のホテルで入団交渉を行い、契約金3500万円、年俸700万円(いずれも推定)で仮契約を結んだ。最速153キロを誇り、即戦力として期待される右腕は「最終的には最優秀防御率のタイトルを取りたい」と力を込めた。
直近の目標は「開幕1軍」を掲げる。来年1月上旬から始まる新人合同自主トレ、そして2月の春季キャンプでアピールするため、年内も野球漬けの日々を送ってプロ仕様の肉体を作り上げていくつもりだ。
大学の同級生で広島4位指名の工藤泰己投手(22)を誘い、12月1日からミニキャンプを実施する。大学野球部に室内練習場がないため、昨年までは練習場所を転々としながらオフを過ごしていたが、今年は約3週間じっくりと関東圏の施設で調整する予定。「思いっきり投げられて、ウェート(トレーニング)ができて、1日中野球ができる環境にいたいので行く。追い込むのと、課題を克服するのがメイン。投げれるときに投げておきたい」と意気込んだ。
11月に入り、札幌市内の自宅周辺でもクマの出没が相次いだ。徒歩圏内の札幌円山動物園が休園となるなど不安な日々が続き、自宅周辺での散歩は自粛。生活圏での目撃情報は徐々に少なくなり日常を取り戻しつつあるが、より温暖かつ野球に集中できる環境でトレーニングに励んでいく。
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