
オリックス・森友哉捕手(30)が「原点回帰」のスイングを見せた。高知キャンプ初日となった6日、ランチ特打で45スイング中8本のサク越え。「基本的に僕はアベレージ系というか、中距離(打者)が理想。ライナーでミート率を上げていこう」と、低く鋭い打球を防球ネットに突き刺した。
故障に苦しみ、50試合で打率2割5厘に終わった今季は、自己最少の1本塁打。「森友哉=ホームラン」との期待は意気に感じつつも「最近は長打をほしがって(逆に)打球が飛ばなかったり、ミスショットも多かった」と分析する。打率3割2分9厘で首位打者に輝いた19年は、自己最多の23発と長打力も発揮。「僕はチャンスメイクの役割をずっとやってきた。ヒットの延長がホームラン」と自らの歩んできた道を思い返し、黙々とバットを振り続けた。
「練習ではけがをしてもいいくらいにやれば、(試合で)けがのリスクは減るのかな」と、今秋は徹底的に己をいじめ抜く覚悟。復活へ、背番号4の目の色が違う。(南部 俊太)
関連ニュース
・【オリックス】森友哉が自身に「無休指令」 6日からの秋季キャンプに志願参加「例年なら休む時間をつくるけど、今年は…」
・【オリックス】おかえり森友哉!「何とか一本出したいと思っていたので良かった」復帰初戦、初打席いきなり初安打
・【オリックス】頓宮裕真が師匠・森友哉からの「4番奪取指令」に奮起「並んで打順を組んでもらえたら」
・【オリックス】森友哉が志願の秋季キャンプ参加へ「野球に打ち込みたい。野球人として、いい時間にしたい」
・【オリックス】チームの天敵上沢直之を「リセット」森友哉が攻略宣言