
日本ハムの北山亘基投手(26)が3日、“由伸流調整法”で来年のWBCのメンバー入りを誓った。ワールドシリーズでMVPに輝いたドジャース・山本とは大阪市内の同じ自主トレ先に通い、山本が絶大な信頼を寄せる矢田修トレーナー(66)にも教えを受ける。「目標の選手。お世話になってる(矢田)先生が世界の舞台に立って、尊敬してる選手がMVPになって、僕も負けたくない。いずれはそういうレベルに近づいていきたい」と、1学年上の尊敬する先輩から大きな刺激を受けた。
矢田トレーナーの門下生として、山本の連投に驚きはなかった。第6戦で96球、第7戦で34球を投じた右腕について、「(矢田)先生の教えで言うと、ボールを投げたから体が悪くなるのではなく、むしろボールを投げていくことで体がいい動きをし、投げた後の方が状態が上がっていく」と、連投でも対応できることを説明。ウェートトレーニングを行わず、自重トレで体作りを行う調整法に賛同し、「トレーニングをガンガンして速いボールを投げるだけじゃないことを世界の頂点で表現された。野球界が変わっていくんじゃないかな」と思いをはせた。
6日からは侍ジャパンの強化合宿が始まる。昨季のプレミア12では先発、中継ぎ問わずフル回転し、井端監督からの信頼も厚い。「どこでも対応できるようにしたい。よりレベルの高い中で選んでもらえるように、しっかりアピールできたら」。今季9勝の最速157キロ右腕が、史上最強侍の一員となる。(川上 晴輝)
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