
◆SMBC日本シリーズ2025第5戦 阪神2―3ソフトバンク(30日・甲子園)
ソフトバンクが第1戦黒星からの4連勝で5年ぶり12度目の日本一に輝いた。8回に柳田悠岐外野手が同点2ラン。2―2の延長11回、先頭の野村勇内野手が勝ち越しソロを放った。就任2年目の小久保裕紀監督は、深夜に始まった共同記者会見で昨年の日本シリーズでDeNAに敗れたことをあげ、静かに喜びをかみしめた。
以下、会見での小久保監督の一問一答。
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ー5年ぶりの日本一。
「やっぱり昨年のことがあったので、喜びもやっぱり倍くらい感じたのかなと思います。本当に昨年ここで敗れた喪失感を持ち続けていた。今年こそ頂上まで登り切るという思いだった。うれしいです」
ー頂点の景色は
「これからじわじわと。報道、福岡に戻ってファンのみなさんにお会いして感じるかなと」
ーきょうは試合前にどんな声をかけた
「かけていないです、特に」
ー短期決戦ならではの起用。有原は
「試合前は特に話していない。中4でいくときめた時はグラウンドで伝えた。4つ勝てば日本一でシーズンオフ。総力戦、全員野球と思っていた。きょうは有原。7戦までいかばモイネロで中4日、そういうプランでした」
ーきょうの投手陣は
「6月以降の戦いも6回以降勝っていたらほぼ勝ちきっている。CS日本シリーズも勝ち切れた。25年のホークスの象徴的な戦いだったと思います」
ー(本塁打で得点を挙げた)柳田、野村選手について
「きょうのホームランも、山川も、日本Sは効果的なHR多かった。(阪神の)石井投手は4・4以来の失点とさっき見ました。よくあそこで柳田が2ラン。その前に嶺井が34出塁。嶺井の活躍も見逃せないですね」
ー4試合が1点差。分岐点は
「出てこないです、いま。すみません。どうですかね。きょうも王手はかかって今日決めるつもりでいきましたけど、そうかんたんには。きょうの勇のホームランはびっくりしましたけど」
ー昨年の教訓
「レギュラーしーずんとは全く別物と考えて入りました。本来は大関が13勝、最高勝率まで取った投手を使った方がいいのか考えたけど、今の状態がいい選手をつかおうと大津を先に使ったり。選手には申しわけなかったけどペナントとシリーズは別という思いできようしました」
ー最下位も味わった一年は
「いろいろあったなと思います。最後の最後で近藤も間に合って全員そろうかと思ったら中村晃が腰を痛めて。これだけ選手がそろわなくても、たくましく成長した選手がやってくれた。いろんな面でいろいろありすぎた1年でした」
ー選手にどんな声を
「ゆっくり休んでくれと思います」
ーファンに
「昨年の日本S後のオフ、どこにいっても悔しかった、惜しかった、来年こそと言う言葉いただいた。その言葉を胸に刻み日本シリーズに入った。報告できることをうれしく思います」
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