
日本ハムからドラフト3位指名された東海大の大塚瑠晏内野手が30日、神奈川・平塚市内の同校野球部合宿所で、大渕隆GM補佐兼スカウト部長と担当の伊藤剛スカウトから指名あいさつを受けた。同部長は第一印象について「イケメンですよね」とビジュアルを絶賛。プレーについても「野球頭、IQが高い。(東海大)相模、ここ(東海大)でキャプテンもやって。いろんな意味で野球エリート。期待しています」と来季、日本一を目指すチームへの貢献を切望した。
今年7月にエスコンフィールドHOKKAIDOで行われた日米大学野球選手権大会に日本代表として出場。大塚は「ロッカールームも見たことがないような、ほかの施設も。メジャーとかにあるような雰囲気。ここでやりたいなというのはありました」と同球場を本拠地とするチームからの指名を心から喜ぶ。「リーグ優勝、日本一というのを目標にしていると思うので、少しでも貢献できるような選手になりたい」と早くも来季の活躍を見据えた。
女性人気については「それなりです」と照れ笑い。バレンタインデーには最高で「10個いかないくらい」チョコレートをもらったこともあるという。山崎福也投手、達孝太投手、田宮裕涼捕手らイケメンぞろいの日本ハムに、さらにビジュアル抜群の選手が加わることになる。
あこがれは高校、大学の先輩であるオリオールズの菅野智之投手。「メジャーでも活躍されていますし、ポジションは違いますけれど目標。負けないように頑張りたいです」と表情を引き締めた。目指すのは「ゴールデングラブとベストナイン。ずっと出場していないと取れないもの」と大学NO1の声も上がる守備力を生かして受賞を狙う。
元巨人スカウト部長の東海大・長谷川国利監督は「やられたと思った打球が(グラブに)入ってる。スローイングもいい。打者としてはポイントゲッターではなくチャンスメーカーですね」と評価は高い。甘いマスクの実力者が来季、北の大地で暴れ回る。
◆大塚 瑠晏(おおつか・るあん)2003年10月26日、栃木市生まれ。22歳。栃木市立南小時代に、あわのスポーツで野球を始め、6年時にはヤクルトジュニアに選出される。栃木南中時代は小山ボーイズでプレーし、2年時にジャイアンツカップ準優勝。東海大相模では1年夏からベンチ入り。主将として3年時のセンバツ優勝。東海大でも今季から主将を務め、春のリーグ戦でベストナイン。170センチ、74キロ。右投左打。
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