
オリックスからドラフト1位指名を受けた延岡学園・藤川敦也投手(18)が24日、「由伸級」の未来予想図を描いた。宮崎・延岡市内の同校で、福良GMらから指名あいさつを受けた最速153キロ右腕は「将来的には(最優秀)防御率とか最多勝、沢村賞を取れるような投手に。160キロを投げるというのは一番、投手としての目標」と所信表明した。
同校の森松賢容部長(41)は、球団OBの山本(ドジャース)を宮崎・都城高時代に指導。オリックス時代の21~23年、史上初となる3年連続での投手4冠に輝いた右腕の高校時代と重ね、同部長からは目標を高く持つことの大切さを説かれてきた。「(山本の)人間性や練習への向き合い方を教えてもらった。野球が好きで、現状に満足せず、どんどん上を目指すというのをずっと心に留めていた」。高校野球引退後も週に5~6回は自主練習を続け、強い体づくりに励んできたという。
福良GMは「まだまだ伸びしろを持った選手。球団を背負って立つ投手になれると信じて指名した」と将来のエース候補として期待。「日本一に導けるような投手になりたい」と呼応した藤川が、オリの未来を明るく照らす。(南部 俊太)
◆藤川 敦也(ふじかわ・あつや)2007年10月23日、福岡・飯塚市生まれ。18歳。穂波東小時代に穂波ブルースカイで野球を始め、穂波東中ではヤング北九ベースボールクラブでプレー。延岡学園では1年秋からベンチ入り。甲子園出場はなし。高校通算19本塁打。50メートル走は6秒4。遠投115メートル。好きな言葉は「継続」。183センチ、88キロ。右投右打。
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