
◆パ・リーグ 楽天7―6西武(3日・楽天モバイル)
6番・遊撃の楽天・宗山塁内野手が9回1死二、三塁の第5打席で、サヨナラ勝ちとなる右前適時打を放った。一塁を回る前から右手を突き上げて喜びを表すと、チームメートからの歓喜のウォーターシャワーを笑顔で浴びて「何とか前に飛ばせれば、と思っていた。打ってすぐ、セカンドの頭を越えるなと思ったので(サヨナラと)わかりました」と振り返った。5月22日の西武戦(楽天モバイル)でサヨナラ犠飛はあるが、安打で決めたのは初めて。「ヒットで決めたほうが気持ちいいですね」と再び笑顔だ。
4打数3安打で今季112安打。試合前まで109安打で並んでいた2020年・小深田、110安打の2007年・渡辺直をこの1試合で一気に抜き去り、チームのシーズン新人安打数で単独2位となった。今季は3月28日のオリックスとの開幕戦(京セラD)に2番・遊撃でスタメン出場。9回1死での第4打席で右前安打を放ってプロ初安打をマークし、そこから積み重ねてきた成果だ。1位である16年・茂木の118安打まで、残り2試合で6本。ラストスパートでさらにペースアップする。
この勝利で4位が確定。「悔しい試合が多かった」と話し、来季に向けて「小さな積み重ね、取れるところを取って勝ちを増やしていければいい」と話した。「いろんな経験をさせていただいた。試合に出ないとわからないことがたくさんあったので、本当にありがたいなと思います」と今季の戦いについて話した宗山。来季につながるプレーを最後まで続けていく。
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