
開幕カードは敵地で3連勝。早くから開幕投手に指名されていた金村投手がプロ初完投初完封。同じく開幕4番に指名されていた野村選手も大活躍と、今年の強いファイターズを象徴した最高のスタートが切れたと思います。
野村選手は、以前のコラムでも書いたようにキャンプから状態が良く、相当な覚悟を感じました。本人にしか分からないプレッシャーや重圧、苦しみもあったと思います。大好きな野球を通して結果で示すことができ、野球人にとってたまらなく気持ちいい瞬間だったと思います。
3万人が来場した昨年11月のファンフェスティバルで開幕4番に指名したのも、新庄監督の期待が高いからこそ。本人も最初は不安な気持ちがあったはずです。その中でも、しっかり準備して結果を出した。あえてプレッシャーをかける新庄監督らしい育成法で、選手たちも成長しているなと感じます。
エスコンでの開幕セレモニーは、とても意味のあるものでした。相手は前年王者のホークス。相手チームの映像も流れるなど、ファイターズがリスペクトを持って「今季は絶対倒すぞ」という意思表示だったと思います。
演出もこれまでとは一味違うもので「さあ、北海道でプロ野球が始まるぞ」と思わせてくれる素晴らしいセレモニーでした。若い選手を中心にキャンプから開幕1軍を目指し、結果を残した選手だけがその場に立てる。あのセレモニーを現場で感じると、頑張ってきて良かったと思えるし、やらなくちゃいけないとスイッチが入る、すごく特別な瞬間だったと思います。
新庄監督が「大航海は続く」と掲げ、ファンの皆さんも選手と同じ船に乗ったチームです。多くの熱い声援があるから、選手たちも思い切ったプレーができます。そういった環境づくりは、長いシーズンを戦っていく中で本当に大切です。9年ぶりのリーグ優勝へ、共に戦っていきましょう!(谷口 雄也)