【オリックス】ディアスがオープン戦20打席目&12球団最遅のチーム1号「優勝するために日本に来た」

スポーツ報知

2025.3.16(日) 05:00

2回無死、左越えにオープン戦チーム初本塁打を放つディアス (カメラ・佐々木 清勝)

◆オープン戦 ヤクルト4X―3オリックス(15日・神宮)

 得点力不足に苦しむオリックスに、救世主が現れそうな予感だ。「非常にうれしい」と白い歯を見せたのは新外国人・ディアス。2回無死、吉村のスプリットを引っ張り、左翼ポール際へ運んだ。オープン戦20打席目で飛び出した来日初本塁打。12球団で最遅となるチームのオープン戦1号に「優勝するために日本に来て、活躍することしか考えていない」と胸を張った。

 リーグ5位に沈んだ昨季は、チーム打率2割3分8厘、71本塁打、402得点もすべて同5位。この日もディアスの一発と、相手のミスが絡んだ7回の2得点だけだった。9回にサヨナラ負けを喫し、3月のオープン戦9試合で計18得点。攻守の要で右脇腹を負傷した森が開幕不在となることも決定し、岸田監督も「当然、得点はなんぼ(何点でも)あってもええと思うので…」と本音をこぼした。

 28日のシーズン開幕まで2週間を切った。14日には同じ新助っ人のオリバレスがオープン戦初安打。岸田監督も「ちょっとずつ(打線は)上がってきている。ふたを開けてみればどうなるか分からないし、今はしっかり準備をしていく」と好材料に目を向けた。「4番、5番っていうところは自分の好きな数字なので、打ちたい」とクリーンアップを希望したディアスが持つ積極性は魅力。西川や頓宮、杉本らも刺激され、本領発揮といきたい。(南部 俊太)

 〇…開幕ローテ入り当確のオリックス・九里が、万全な調整ぶりを見せた。森の離脱により、若月との初バッテリーで7回を3失点。87球と球数も消化し「健矢(若月)と話し合いながらできた。少しずつ自分の意図した球も増えてきている」と充実感を漂わせた。順調なら22日の阪神戦(京セラD)で総仕上げし、宮城に続いて開幕2戦目の楽天戦(29日・京セラD)へ向かう見通し。「また次の登板に向けて、しっかりと準備したい。いい形でシーズンに入っていけるように」とイメージを膨らませた。

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