
西武・西口文也監督が10日、11日からの本拠地ベルーナドームでの対阪神2連戦後に1軍野手の絞り込みを行うと予告した。
「まだ誰が上がってきて誰が落ちるかは分からないけど、ひょっとしたら(11日からの)ベルーナの2試合でちょっと(1軍野手の)人数は減らすかもしれない。それか(14日の)小牧で」。宮崎・南郷キャンプ開始前に野手の全ポジション白紙が明言されて以降、激しいサバイバルが行われている。9日まで静岡・草薙で行われた対楽天2連戦には高知・春野での2・3軍春季キャンプに参加していた岸潤一郎外野手、蛭間拓哉外野手、育成ドラフト2位の佐藤太陽内野手(神奈川大)の3人がスポット参戦。時を同じくして9日に所沢・カーミニークで行われていた2軍とヤクルトの練習試合では、昨季ソフトバンクからトレード移籍し1軍では主に一塁を守った野村大樹内野手が、プロでは初の捕手として途中出場した。指揮官は「別にやれって言ってるわけじゃないよ」としつつも、「可能性はあるということでね。大樹の幅も広がってくるし」と説明。練習試合でも特に若手野手には複数ポジションを守らせるなど、様々な可能性を模索してきた。
9日の楽天戦終了後に取材に応じた指揮官は、「(1軍メンバーは)だいたい絞ってはきてますけど。雰囲気で感じてください」と構想が固まりつつあることを示唆。運命の開幕戦まで3週間を切った。
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