オリックス・西川龍馬外野手（３０）が２７日、覇権奪回へ「２年目の変身」を約束した。広島からＦＡ移籍初年度だった昨年は、打率２割５分８厘、７本塁打、４６打点にとどまった背番号７。この日、大阪・舞洲の球団施設で練習を公開し、復活をイメージした。

　「今年は自分の形をバシッと決めて、やり通そうかなと思います」。１月６日から２１日まで徳之島でソフトバンク・近藤らと自主トレ。昨季首位打者に弟子入り７年目で、仕上がりは上々だ。「状態が悪い中でいろいろと考えすぎて、自分の形を見失っていただけ」と不本意だったパ１年目は整理済み。「外野手、もちろん誰にも負けるつもりはないです」とプロ１０年目で初の全試合出場を見据えた。

　５位に沈んだ昨季、１３４安打、１１盗塁はともにチーム最多。「そこは頑張ってみようかな」と「走」でも果敢に挑み続ける。「気持ちは熱く、頭は冷静にいきたい」。技術は随一。天才が本領発揮だ。（長田　亨）

　〇…ドラフト３位・山口（仙台育英）が大阪・舞洲の室内で憧れの山下と初キャッチボールし、発奮した。剛球を体感し「一緒にやろうか？と誘っていただいて」と恐縮。「球の伸びが見えました。ああいう投手にならないといけないし、なります」と目を輝かせた。ともに高卒大型右腕。山口より３センチ低い１９０センチの山下も「球は強いですし、真っすぐも動く系。打者は打ちにくい」とルーキーを歓迎した。

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