
オリックス・横山聖哉内野手(19)が24日、アベレージ型への“モデルチェンジ”を誓った。23年ドラフト同期の古田島、東松、高島、堀と大阪天満宮で「初天神梅花祭」に参加。「初めてなので楽しかった」とファンに笑顔で「福玉」を投げ込み、2年目の目標に「1軍で30試合以上出場」と「打率2割5分」を掲げた。
高校通算30発のドラ1遊撃手は昨季、高卒1年目ながら1軍で12試合に出場。「大きく(振る)って感じで」と長打を狙うスタイルで6安打をマークし、大器の片りんを見せつけた。だが、打率は1割5分と苦しんだことを受け「これじゃ(1軍に)食い込めない」と確実性への課題を痛感。シーズン終了後の台湾ウィンターリーグでは、数種類の打撃フォームを試しながら「無駄な動きを省き、コンパクトにボールに最短(距離)で(バットを出す)という形」と、ミート率向上が期待できる理想型を導き出した。
大阪・舞洲の自主トレでは「任されたポジションをしっかり守れれば」と、本職以外の三塁守備も練習。「技術面はしっかり(練習)してきた。キャンプに生かせれば」と、2軍相当のB組からはい上がる決意を込めた。(南部 俊太)
〇…オリックスは24日、昨季まで監督を務めた中嶋聡氏(55)がスペシャルアドバイザー(SA)に就任することを発表した。外国人選手を中心とした、編成面での助言・サポートを行う見込み。小浜球団本部長は「チームとして、中嶋さんにまだまだ勉強させてもらうことがたくさんある」と、21~23年に3連覇へと導いた名将の手腕に期待を寄せた。岸田監督は「心強い」と就任を歓迎。中嶋氏は「海外も含め、私自身の見聞を広げるためのサポートをしていただけるということですので、喜んでお引き受けさせていただきます」とコメントした。