ロッテ・藤田和樹「今は基本オフなしで体を動かしています」昨季から取り組んできた打撃の意識も手応え

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2025.1.21(火) 09:00

ロッテ・藤田和樹[撮影=岩下雄太]※撮影日=2024年11月8日

 「今は基本オフなしで体を動かしています」。

 ロッテの藤田和樹は現在、2月1日の春季キャンプに向けてほぼ毎日体を動かしている。

 プロ1年目の昨季はシーズン通して、「下半身の使い方を一番に試していましたし、バットが体から離れない。バットを内から出すことを意識してやっていました」。昨年11月7日から最終日となった12日までZOZOマリンスタジアムで行われた秋季練習に参加し、打撃練習ではチームでバットの内側から出してセンターから反対方向の意識で行っていた。「意識してたことが最近になってできていますし、一軍の選手を見ると高いレベルでそこができているので、見習わないといけないなというところです」と、一軍組の練習に参加して、一軍選手との違いを肌に感じた。

 このオフも「やってきたことを崩さずに、バットの出方、下半身の使い方をもっと深く入っていったところですね」と継続して取り組んだ。“下半身の使い方”、“バットを内側から出す”ことに関しては、昨年ZOZOマリンスタジアムで行われた秋季練習に比べて「できてきていると思います」と手応え。

 昨年11月8日の取材でシーズンオフに向けて、「守備もバッティングも今季やってきたことをしっかりやって、新しい意見を取り入れるいい時期、機会だと思うので、いろんなことを周りの人に聞きながら、成長していけたらなと思います」と話していたが、“新しい意見を取り入れる”部分については、「新しい人とかの出会いもいろいろあったので、自分の固定概念じゃないですけど、バッティングであったり守備であったりいろんなことをいい意味でいろんなことが聞けたので良かったと思います」と、“継続”して取り組んできたことにプラスアルファ、自主トレで教わったことを新たな要素として取り入れた。

 体づくりに関しては、「将来的には体重増やして、筋肉量を増やしてやっていきたいですけど、今はちょっとまだ増やしすぎると怪我のリスクもありますし、徐々にという感じですね」と昨年11月8日時点で体重は91キロだったが、1月20日の取材日時点での体重は92.5キロ。「筋肉量も増えていると思うので、その部分では体づくりはできていると思います」と順調そのもの。

 「去年とは違って、キャンプからしっかりアピールするという部分を、やっていけるような残りの期間にしていきたいと思います」と2月1日からエンジン全開でいくために、残りの自主トレ期間でもしっかりとトレーニングを積んでいく。

 そして、プロ2年目の今季は「7月までに支配下登録してもらえるように、一軍で頑張って試合に出るというのが今年の目標です」と掲げた。育成選手のライバル、さらに外野手のライバルも多い。昨年から継続して取り組んできた部分を自分のモノにし、しっかりとバットで結果を残していきたい。

取材・文=岩下雄太

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