日本ハムのドラフト３位・浅利太門投手（２２）＝明治大＝が１９日、千葉・鎌ケ谷の２軍施設で行われた「新入団選手歓迎式典」に参加した。大学時代の同期で楽天のドラフト１位・宗山塁内野手がウィンナーソーセージが苦手であることを明かし、“シャウエッセンパワー”で封じ込めることを誓った。また、イベント内で行われたお絵描きコンテストで抜群の絵心を披露。最優秀賞に輝き“プロ初タイトル”を獲得した。

　　浅利が宗山への対抗心を燃やした。９００人のファンの前で行われたお披露目イベント。母校、明治大学の秘密を問われ「宗山はウィンナー食べないので（日本ハムに）来なくて良かったなと思います」と日本ハムも１位指名した大学生ＮＯ１遊撃手の秘密を暴露し笑いを誘った。

　大学時代の寮は同部屋で、学部（商学部）もクラスも同じ。常に一緒に行動していた。プロに入団してからも電話で日々の情報交換をする仲の良い間柄。そんな関係性だからこそ宗山の弱点も知っている。大学時代朝食のバイキングでは絶対にウィンナーを取らなかった。他の同期からも「（ウィンナー）食えよ」と突っ込まれるほど。日本ハムの食事会場には、シャウエッセンなどのウィンナーが食べ放題で、浅利自身は「（シャウエッセンが）大好き。（シャウエッセンの）力で（宗山を）抑える」と“シャウエッセンパワー”で　　宗山を封じ込めることを宣言した。

　この日は、お絵描きコンテストも実施され、３分間で球団マスコットキャラクター・カビーを描いた。ＭＣを務めた杉谷拳士氏から「歴代最高」と褒められるほどの完成度で、会場からも大きな声援を浴び満場一致で優勝した。「めちゃくちゃ得意ってわけではないですけど、見たら描ける」。美術の成績も５段階評価の４と新たな才能も披露した。

　１６日には、新人一番乗りでブルペン入りした本格派右腕は今年の漢字に「闘」と記した。同期でライバル宗山を必ず封じ込める。（川上　晴輝）

　◆シャウエッセン　日本ハムが１９８５年２月に発売を開始した粗びきウィンナーソーセージ。パリッとした食感が特徴。シャウエッセン商品は１１種類（同社ＨＰ）。２０１６年には「パ（８）リっと（１０）」にちなみ、８月１０日が「シャウエッセンの日」に制定された。昨年、前半戦に逆転勝ちが多かったことで、新庄監督は自軍を「途中でパキッと折れるけど、最後にはおいしく終われる、ビッグシャウ打線」と命名した。

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