燃える12球団“最小兵" 西武の正二塁手候補と一緒に狭山湖周辺を走って感じたこと

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2025.1.11(土) 05:30

狭山湖周辺をランニングする滝沢

 身長164センチで12球団最小兵の西武・滝沢夏央内野手(21)が10日、柘植、金子と埼玉・所沢で自主トレを行い、狭山湖から球団施設まで往復約4キロの道のりをランニング。途中から一緒に並走した西武担当の大中彩未記者が、今季にかける強い覚悟を「見た」―。

 息を吸うたびに入り込む冷気が肺に突き刺さる寒さの中、滝沢は涼しい顔でトレーニングを続けた。午前11時頃、「狭山湖まで走ってきます」とランニングを開始。アップダウンの激しい往復約4キロを、隣を走る金子と和やかに談笑しながら疾走した。約40分後に球団施設に帰還。並走した記者の息は全く整わず1歩を踏み出すのもつらい状態だったが、「あのぐらいでは(疲れない)。今日は行って帰ってきただけ」と軽い足取りで室内に移動してすぐさま次の練習にうつった。

 12月初めから約1か月間、新潟に帰省。例年に比べ積雪量は少なかったものの、「雪で走れなくて、ずっとバッティングしかしてなかった」と本拠地で体力強化メニューをペースアップさせている。21年育成ドラフト2位で22年に支配下昇格し、今季4年目。西口監督が二塁のレギュラー候補に挙げる男は「今までにないくらいのチャンス。レギュラーとして見てもらえるのかは今年にかかってる」と燃えている。

 昨季は68試合で打率1割8分6厘で、目指すは粘り強く嫌らしい打者。「人より球数を投げさせて、しつこい、嫌らしいバッティングをアピールできれば」。隣で並走しながら、身長164センチの12球団最小兵が一気に飛躍する予感がした。

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