【オリックス】覇権奪回へ今季のキャッチフレーズは「常熱(じょうねつ)♯Bassion」 岸田護監督「常に熱い試合を繰り広げて、熱い状態を保って戦い抜く」

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2025.1.9(木) 05:00

2025年キャッチフレーズ「常熱 #Bassion」を発表する岸田護監督 (カメラ・豊田 秀一)

 オリックスは8日、今季のキャッチフレーズが「常熱(じょうねつ)♯Bassion」に決定したことを発表した。岸田護監督(43)が昨年10月の就任会見で「情熱を持ってやっていくことを大事にしたい」と所信表明。球団として「熱い気持ち」を共有した。この日から大阪・舞洲の球団施設で新人合同自主トレがスタートし、監督・コーチ・スタッフ会議を実施。昨季5位からV奪回を目指す戦いが「熱く」幕を開ける。

 見た目はクールでも、岸田監督の言葉は熱を帯びていった。「常に熱い、と書いて『常熱』なので。常に熱い試合を繰り広げて、熱い状態を保って戦い抜く。1年間、それを継続できれば」と力を込めた。

 4連覇を目指した昨年は5位に沈んだ。引責辞任した中嶋前監督からバトンを受け取り、就任会見で所信表明した。「情熱を持ってやっていくことを大事にしたい」。キャッチフレーズにも複数あった候補の中から「シンプルな方がいいかな」と漢字二文字のパワーワード「常熱」を選んだ。「#Bassion」は「passion(情熱)」にバファローズの「B」を掛け合わせた。

 この日から大阪・舞洲で新人合同自主トレがスタート。視察後に開いたスタッフ会議では、2月の宮崎キャンプメンバーを暫定的に振り分けた。投手、野手ともに実績やキャリアのある面々は1軍相当のA班に入れ、各ポジションで熱い競争を期待。成長過程の若手やドラフト1位の麦谷(富士大)らルーキー全員については、B班からじっくりと調整させるつもりだ。

 昨年まで投手コーチだった岸田監督が気にかけていたのが、約1か月に及ぶキャンプ中の調整法。「(ブルペンの球数が)少なかったりしたので」と手を加えることを決めた。投手陣の平均で400球足らずだった球数を原則として管理。先発700球、リリーフは400球を目安に設定する方針だ。「(開幕へ向けた)プランを立てて投げていけるように」。エース・宮城や広島からFAで加入した九里、チーム最年長の平野らは一任する。

 「ぐるぐるぐるぐる、考えている感じですね…」。12球団最年少監督は年末年始も忙しく過ごし、常に野球が頭の中をめぐった。初詣では「チームが勝てますように。みんな、ええ思いができますように」と願った。優しさと厳しさ、そして最大級の熱さを携え、覇権奪回をかけた一年に乗り込む。(長田 亨)

 〇…オリックスはこの日、FAで九里を獲得したことに伴う人的補償の対象者のリストを広島側へ提出した。昨季年俸が1億4000万円だった九里は金銭、人的補償が必要なBランクとみられ、広島は金銭、人的の両面で検討する方針。同様に西川がオリックスにFA移籍した昨年は、人的補償で当時19歳だった高卒右腕の日高を獲得している。

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