楽天・則本昂大投手（３４）が６日、地元の滋賀県内で自主トレを公開した。昨年までは１人だったが、今年はともに２年目右腕の松田啄磨投手（２２）、坂井陽翔投手（１９）が同行している。「後輩が見ている分、自分もちゃんとしないとな、というのもある。一緒にやれているのは僕にとってもいい経験かなと思います」とプラスにとらえ、トレーニング中も２人に声をかけながらメニューをこなす場面も多く見られた。

　シーズン中も則本と一緒にトレーニングをする間柄という松田は「長年第一線でやられている方。技術的なことはもちろん、プロ野球選手としてのあり方であったり考え方を一番吸収したい」。則本とあまり接点がなかったという坂井は、松田から連絡先を聞いて参加を志願したと明かし「ダメ元でお願いしたんですけどＯＫをもらえてよかった。体の使い方とか聞いたし、則本さんの感覚を聞いてこの期間で試したい」と前向きに語った。２人ともルーキーだった昨年、一軍マウンドを経験。則本塾の一期生として「しっかりやることをやって前半戦からアピールできたら」（松田）、「高卒２年目とか関係なしに一軍の戦力になりたい」（坂井）と２年目の飛躍を誓った。

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