ロッテ・石川柊太「ホームで戦えるのはプラスに働く」ホークス時代はZOZOマリンで無類の強さ
ベースボールキング
- ニュース
2024.12.19(木) 16:05
ZOZOマリンスタジアムで入団会見を行ったロッテ・石川柊太(撮影=岩下雄太)
「吉井さんの熱意に応えられるように、期待に応えられるように頑張りたいと思っています。よろしくお願いします」ソフトバンクからFA宣言しロッテに移籍した石川柊太が、背番号『21』の入ったピンストライプのユニホームに初めて袖を通した。
来季から本拠地にするZOZOマリンスタジアムはソフトバンク時代相性が良く、通算18試合・83回2/3を投げて、7勝1敗、73奪三振、防御率2.47。マリンで初登板した17年に黒星を喫したが、この登板を最後にマリンでは現在7連勝中。今季は3試合・12回を投げ、2勝0敗、防御率0.00だった。
「それはもう運によるものではあるので、一概に自分の中では風が強いというところにそうですね…。結果的にそういう結果が生まれているというのはすごく自信になっています。元々マウンド、景色は好きですし、投げやすい球場と感じているので、ホームで戦えるのはプラスに働くと思っています」。
特にマリンではパワーカーブ、左打者へのインコースに投げるカットボール、フォークといった変化球が“魔球”と化する。マリンだと他の球種に比べて扱い球種などあるのだろうかーー。
「カーブはめちゃくちゃ扱いにくい部分はあるんですけど、それがストライクゾーンに行けば脅威になるというのはわかっているので、そこは本当丁寧にやっていくところですね。ストレートは扱いやすいというよりかは、バッターの反応が一番変わると自分の中では思っています。風のない日でも自分の中では投げやすいと思っているので、そこは投げていく中で感じていければなと思います」。
石川は13年育成ドラフト1位でソフトバンクに入団。プロ入りから2年間は故障に泣き苦しんだが、3年目の16年のシーズン中に支配下登録される。同年は一軍登板がなかったが、17年に先発・リリーフでフル回転し、34試合・98回1/3を投げ、8勝3敗1ホールド、防御率3.29をマークしブレイク。18年にはシーズン自己最多の13勝を挙げた。19年は故障の影響もあり2試合の登板にとどまったが、20年は最多勝利(11勝)、最高勝率(.786)のタイトルを獲得。21年には自身初の規定投球回に到達し、23年にはノーヒットノーランも達成した。今季は15試合・63回1/3を投げ、7勝2敗、防御率2.56だった。
▼ 石川柊太プロフィール
生年月日:1991年12月27日(32歳)
出身地:東京
ポジション:投手
投 / 打:右投 / 右打
身長 / 体重:185センチ / 88キロ
血液型:O型
経歴:総合工科高-創価大-ソフトバンク-ロッテ
今季:15試 7勝2敗0H0S 防2.56
通算:185試 56勝41敗8H0S 防3.32
取材・文=岩下雄太