オリックス・西川龍馬外野手（３０）が９日、１日早い「三十路の誓い」を立てた。１０日の誕生日を前に、大阪・舞洲の球団施設で自主練習。室内で精力的にバットを振り込んだ天才は、ユニークな言い回しとともに快打連発を約束した。

　３０歳で迎える節目のプロ１０年目。「周りに気をつかわれないように、元気な体で野球をし続けたい。イケオジになりたいですね…」と、加齢だけでなく、野球とも上手に付き合う構えだ。広島からの移籍１年目は打率２割５分８厘。故障で離脱することなく、１３８試合と、自身初の２ケタとなる１１盗塁はチーム最多だった。「積み重ねられるものはこだわりたい」と最多安打のタイトルに改めて挑戦する構え。残り５１本に迫る１０００安打も当然の通過点だ。

　来年１月は同じ左打者のソフトバンク・近藤と恒例の合同自主トレ。「自分の中で自信になった」と盗塁増にも意欲的だ。円熟期の入口。心技体でまだまだ磨き上げる。（長田　亨）

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