【日本ハム】「いつになったら咲かすんだ」来季の開幕4番が色紙に込めた思い 清宮幸太郎、水谷瞬も決意

スポーツ報知

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2024.12.9(月) 09:00

シーズンシートオーナーズパーティーで笑顔を見せる日本ハム・野村佑希(中央、左は水谷瞬、右は清宮幸太郎)

 日本ハム・野村佑希内野手(24)が8日、清宮幸太郎内野手(25)、水谷瞬外野手(23)と札幌市内のホテルで行われた「シーズンシートオーナーズパーティー」に出席。来季への決意を問われ、色紙に力強く「信頼」としたためた。

 高卒6年目の今季は打撃不振による2軍調整を3度、経験。出場56試合で打率2割1分、2本塁打と苦しんだ。それでも新庄剛志監督(52)は来季の「開幕4番」を背番号5に託すと明言。殻を破れ、と言わんばかりに、さまざまな思いを込めて早期公表に踏み切った。

 パーティーの最後、25年シーズンへの抱負を問われた野村は「開幕4番とこの間(ファン感で)言っていただきましたけど、成績を見たら普通はこういうチャンスはもらえないと思います。本来であれば今年頑張った人がそういうポジションをつかみ取るべきだと思いますが、いろいろな期待などを込めて指名していただいたので、来年一年間を通して皆様の信頼、チームメート、ファンの方々の信頼をもう一度得られるように。そう思い、信頼という言葉にしました」とペンを走らせた。

 自身の応援歌の歌詞は「行け希望の花 咲かすその日まで 飛ばせ栄光の座へと 導くホームラン」。最後はファンに向け「僕の応援歌で『花咲かすその日まで』という歌詞があるんですけど、いつになったら花咲かすんだって、自分自身が(一番)思っています。応援を背に、来年大きく咲かせられるように」と覚悟をにじませ、大拍手を浴びた。

 現役ドラフトから移籍1年目でブレイクした水谷は「再挑戦」と色紙に記し「今年これだけ結果が出せたこと、たくさんの経験をさせていただいたこと、良いシーズンにはなりましたが、課題や悔しい思いもたくさんしました。全然、安泰な立場ではないと思っています。よく言われる『2年目のジンクス』もあると思うので、そういう意味を込めて、来年もう一度挑戦したいと思って、この言葉にさせていただきました」。

 7月以降だけで15本塁打を記録し、打率3割でシーズンを終えた清宮は、自身の名前に掛けて「幸せ太郎」の文字を選んだ。「僕の名前、幸太郎って言うんですけど、それに掛けて皆がハッピーになれるように、そんな一年にしたいなと。幸せ太郎とさせていただきました」。MCから「幸せ太郎グッズもいずれは!?」と提案されると「いいですね。新しくコタロウ(清宮虎多朗)も入ってきたので」と笑わせた。「来年は本当に、皆さんとハッピーな一年にしたいと思っています。ここにいる3人でチームを引っ張って、必ず皆さんといい景色を見たいと思います。僕たちに、ついてきてください」と背番号21も熱い言葉で会場を沸かせた。

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