日本ハム・金村尚真投手（２４）が５日、北海道・北広島市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季年俸１２００万円（推定）から「３倍ぐらい」のアップ提示を受けてサインした。

　２年目の今季は開幕からリリーフで勝ちパターンの一角を担い、計１０登板で防御率０点台と抜群の安定感を発揮。５月途中から主戦場の先発に戻ると、自己最多７勝、防御率２・３８と欠かせぬ存在として先発陣を支えた。計１３６イニングは１４勝の伊藤大海、１０勝コンビの山崎福也、加藤貴之に次ぐチーム４位の数字。ルーキーイヤーの昨季は春先に故障離脱していただけに「今年は絶対１年間、と思っていた」と充実の表情を浮かべた。

　先月のファン感で新庄剛志監督から来季の開幕投手にサプライズ指名された沖縄出身の右腕。球団ではダルビッシュ有、大谷翔平らに並ぶ３年目シーズンでの大役だ。来季の目標を問われると「２ケタ勝利と規定投球回到達」と即答。今季最多勝に輝いたエース・伊藤を引き合いに出し「大海さんを超えたい。１５勝」と眼光鋭く活躍を誓った。

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