【楽天】侍ジャパン初選出の藤平尚真が味わった悔しさ 来季目標は50登板&防御率1点台

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2024.11.30(土) 06:00

契約更改で刀を抜くポーズを決める藤平

 楽天の藤平尚真投手(26)が29日、来季の目標に50試合登板と防御率1点台を掲げた。仙台市内で契約更改交渉に臨み、2550万円増の4000万円でサイン。今季先発から中継ぎに転向し、初めて侍ジャパンに選出されるなど大ブレイクした右腕は「今年できたんだから、絶対できないことはない」と、さらなる進化を誓った。

 今季は47試合に登板し、0勝1敗1セーブ、20ホールド、防御率1・75。シーズン途中からは勝ちパターンの一角を担うまでに成長した。侍ジャパンのセットアッパーを託された今秋のプレミア12では、6試合無失点で1セーブ、12奪三振。一気に知名度を上げ、「シーズン以上に自信になった」と振り返った。

 代表では巨人・大勢らから、登板に向けた気持ちの作り方を学ぶなど収穫だらけの日々を過ごしたが、リーグ優勝などを経験した選手と関わっていく中で悔しさも覚えたという。「優勝を経験した選手と話して、優勝の良さをちょっと悔しい気持ちになりながら聞いていた。チームの優勝を第一に考えてやっていきたい」。13年以来球団2度目の優勝に向け、「ミスター・ゼロ」のサムライが打者を斬る。(太田 和樹)

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