【オリックス】23歳左のエース新背番「18」披露 山本由伸から「俺がいないし、余裕でしょ」タイトル指令

スポーツ報知

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2024.11.25(月) 05:00

背番号「18」のユニホームを着て、ポーズを決める宮城大弥(カメラ・義村 治子)

 オリックスは24日、スポーツ報知既報通り、来季から宮城大弥投手(23)の背番号を「13」から「18」に変更すると発表した。京セラDで開催されたファンフェスタでお披露目された。昨季まで山本由伸投手(26)=ドジャース=が背負い、空きとなっていたエースナンバーを継承した。来年3月28日の楽天戦(京セラD)で2年連続2度目の開幕投手を務める左腕は、覇権奪回を目指すチームの先頭に立つ覚悟を示した。

 背筋が伸びた。オリックス・宮城が大きな夢をかなえた。「ずっと『18』は欲しかった。空いたら狙っていたので…。スーパースターがつけてきた番号。すごくうれしい気持ちと、プレッシャーもあります」。ファンフェスタの閉会で、来場した2万5798人に新背番号をお披露目。6年目の来季へ向け、何よりの発奮材料が加わった。

 今年2月の宮崎キャンプで色紙にペンを走らせた。「これがこう、なればいいのにな…」とつぶやき、人さし指で13の3を8にするしぐさをした。偶然、そばで聞いていたのが、山口和男編成部アマチュアスカウトグループ長。「本当に欲しいの?」。05年に誕生したオリックス・バファローズの「初代18番」は宮城に問いかけ、後輩のために丁寧に根回しをしていた。

 尊敬する山本のドジャース入りが決まった昨年12月には「一度は(18を)背負ってみたい気持ちはあります」と、正直に打ち明けた。ただ希望するだけではなく、結果を残すこと、背中で見せることが継承する近道。今季は7勝にとどまったが、球団は真面目な性格、日頃からの取り組みなどを総合的に評価し、エースナンバーに変更する方向で調整していた。

 各世代の侍ジャパンでも21や17、29など18と縁がなかった。「日本ならエースは『18』だと思っていたし、オリックスのエースも『18』を背負ってきた。その一人になりたいと思った」。岸田監督、山本と歴代の先輩にも報告。昨年までの絶対的なエースからは「俺がいないし、タイトルは余裕でしょ」と指令された。

 「自覚や責任を持てる年齢にもなった。自分自身にプレッシャーをかけて、自信をつけながらやっていければ」。3月28日の楽天戦(京セラD)で、2年連続の開幕投手を務めることが決定済み。宮城大弥と「18」の価値をさらに高め、揺るがない立場を築く。(長田 亨)

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