【ソフトバンク】甲斐拓也、FA移籍なら他球団のFA捕手獲りも…まずは流出阻止へ石川柊太とも全力慰留
スポーツ報知
- ニュース
2024.11.4(月) 18:05
国内FA権を行使して移籍する可能性があるソフトバンク・甲斐拓也捕手、石川柊太投手について4日、球団幹部が改めて全力で慰留する方針を明らかにした。その上で万が一、甲斐が流出した場合は、他球団でFA宣言した捕手の獲得に乗り出す可能性があることを示した。
日本シリーズ終戦から一夜明け、球団の動きが具体化してきた。甲斐は権利行使の是非を熟考し、石川は行使を前向きに検討している。球団幹部は「宣言するのは選手の権利だが、全力で残ってもらいたい」と宣言残留も認めつつ、甲斐は今季年俸の2億1000万円、石川も同1億2000万円からの大幅増と複数年の大型契約を提示して、球団側の誠意を見せると明言した。
一方で、甲斐は常々「現役が終わるまで勉強だし、引退しても勉強。今後、どういう勉強をしたいのかを自分に問いかけたい」と自身の去就について表現している。仮にソフトバンク以外のユニホームで「勉強」することを選択した場合、球団は当然、日本最高峰の正捕手を失うことになる。
ソフトバンクは現時点で、今オフのFA戦線に積極参戦する予定はない。だが「甲斐が流出したら参戦する可能性はあるか?」の問いに、球団幹部は「そうかもね。今は残ってもらうために全力を尽くしたい。(その次のことは)また考えます」と説明。甲斐がFA移籍する最悪のケースにおいては、ダメージを最小限に抑える方策を取るプランを示した。
今季のFA有資格者が権利を行使するための申請期間は5日から13日まで。行使した選手は「FA宣言選手」として14日に公示され、翌15日から交渉可能になる。
関連ニュース
・【ソフトバンク】7選手に戦力外通告 ウエスタン最優秀防御率投手“育成三銃士”ドラフト1位右腕も
・ソフトバンク・石川柊太が国内FA権行使を前向きに検討 20年最多勝と最高勝率で2冠の右腕
・FA目玉は虎の4番とWBC優勝捕手 阪神・大山は宣言も、ソフトバンク・甲斐は熟考…5日から申請期間
・ソフトバンク・和田毅の現役続行が決定 今季2勝も球団首脳が「来季も貴重な戦力」と明言 来季44歳
・ソフトバンクが球団OBの大越基氏を招へい 今夏まで早鞆高監督 12年にはセンバツ出場導く