【日本ハム】ドラフト1位の二刀流右腕・柴田獅子、「ダルビッシュの投」×「大谷の打」目指す

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2024.10.26(土) 06:50

日本ハムのドラフト1位、福岡大大濠・柴田(左)と栗山CBOが笑顔でガッツポーズ(カメラ・小島 和之)

 日本ハムからドラフト1位で指名された投打二刀流の福岡大大濠・柴田獅子(れお)投手(18)が25日、「ダル×大谷」を融合したハイブリッドプレーヤーを目指すと誓った。福岡市内の同校で栗山英樹CBO(63)から指名あいさつを受け、理想像として投手はダルビッシュ(パドレス)、打者は大谷(ドジャース)を挙げた。

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 希望に満ちた表情で、柴田が大志を抱いた。「投手ではダルビッシュ選手のように、打者では大谷選手に近付けたら」。参考にし続けてきたのは、日本ハムから世界へ羽ばたいた2人のレジェンドOB。指名あいさつを終えたドラ1は「本当にすごい存在なので…。この球団で活躍したいと強く思いました」と襟を正した。

 187センチ、87キロとロマンあふれる二刀流右腕。大谷をほうふつとさせる打撃フォームで高校通算19発、投げても最速149キロを誇り、新庄監督も「当たり1位。バットの軌道が大谷君ソックリ」とほれ込む逸材だ。福岡まで直接足を運んだ栗山CBOとはガッチリ握手し「『自分の存在をプロ野球界に示してほしい』と強く言われた。人柄も野球に対しても、ものすごくアツイ方。その期待に応えたい」と胸を熱くした。

 福岡育ちの18歳は、生まれた時から球団と不思議な“縁”で結ばれていた。誕生日の06年4月18日は、新庄監督が現役時代に電撃引退を表明した伝説の日。当時の映像を見たことはなかったが「昨日の記者会見後に(SNSで)調べたら出てきて。すごいな…って」。ドラフト会議では、同じ福岡出身の指揮官に、自らのくじを引き当ててもらい「縁がありますね」とうれしそうに笑った。

 1位指名から一夜明け、LINEのメッセージは200件以上届き、学校でも「ものすごく声をかけられた」と反響を実感。「自分の考えや『こうなりたい』を本当に尊重してくれる球団。プレースタイルや人柄も評価していただけて、とてもうれしかった。この球団に選ばれて良かった」。近未来のスター候補生が笑顔でプロとしての第一歩を踏み出した。

 ◆柴田 獅子(しばた・れお)2006年4月18日、福岡・飯塚市生まれ。18歳。庄内小2年から庄内ジャガーズで野球を始め、庄内中では飯塚レパーズに所属。福岡大大濠では1年夏からベンチ入りし、2年秋からエース。甲子園出場なし。高校通算19本塁打。直球の最速は149キロ。ニックネームは「レオ」。好きな選手はドジャース・大谷翔平。187センチ、87キロ。右投左打。

 〇…日本ハム・栗山CBOがドラ1の柴田にプレゼントを手渡した。直筆で「柴田獅子様 誰も知らない新たな野球の一ページを作ろう!」と記した23年WBC公式球=写真=を贈り「(二刀流とは)違う新しいタイプの野球人に。イメージを超えていってほしい」と期待した。

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