最多勝と最高勝率の投手２冠に輝いた日本ハム・伊藤大海投手（２７）が２２日、９、１０月度の「大樹生命月間ＭＶＰ賞」を受賞した。同賞を手にするのは、３、４月度に続いて２度目。

　大卒４年目の今季はキャリアハイの１４勝を挙げ、エースとして大車輪の活躍を見せた。シーズン最終盤の９月は４戦４勝、月間防御率１・０５と抜群の安定感を発揮。９月１０日の西武戦（エスコン）からは１１年のダルビッシュ有投手以来、球団では１３年ぶりの３試合連続完投も記録した。

　「３、４月も受賞できて最後の月も、ということで、うれしいです。（連続完投時は）疲れはなかったし、後半にそういう投球ができたことは、今年１年間やってきた中ですごく自信になりました」と笑みを浮かべた。

　５完投＆４完封は共にリーグ最多。「ブルペンを休ませる意味ももちろんありますし、最初から最後までマウンドにいられるのは先発ピッチャーの特権。そこは先発投手としてのプライドを持って、これからも少しでも多く完投完封を増やしていきたい。最多勝、最高勝率はチームからもらったタイトルだと思います。チームに感謝したいです」と丁寧に言葉を並べた。

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