【ソフトバンク】“魔球男”が日本シリーズへ新魔球解禁 「“伸びるカット”みたいなイメージ」で甲斐と栗原を空振り三振に
スポーツ報知
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2024.10.22(火) 05:00
“魔球男”のソフトバンク・大津亮介投手(25)が21日、日本シリーズに向けて新魔球を解禁した。みずほペイペイで実戦形式練習に登板。打者12人に2安打3三振無四死球と好投を演じた中、甲斐と栗原を空振り三振に仕留めたカットボールに報道陣がどよめいた。体重64キロ右腕は「シーズン後半から悪くなっていたので“伸びるカット”みたいなイメージで変えましたね」と、してやったりの表情を浮かべた。
カットボールは、一般的にバットの芯を外してゴロを打たせるために用いる。ところが大津は「ちょっとホップをかけて。打者が(ボールの)下を振っていることが多かった。空振り、もしくはポップフライというイメージ通り」。新魔球“伸びるカット”は、イキのいいフォーシームのように打者の手元で伸び上がりつつ、普通のカットボールのような変化も見せるのだ。
2年目の今季、先発に転向して7勝(7敗)。「真っチェ」と呼ぶ直球の軌道ながら直球より最大30キロ遅いチェンジアップの新魔球が躍動した。ただ日本シリーズの先発は有原、モイネロ、スチュワートまでが当確で、残り2枠を石川、大関と争う立場。「(昨季経験した)中継ぎでいくより、今年一年やってきた先発で絶対投げたい」。新たな武器を引っ提げて頂上決戦に挑む。(田中 昌宏)
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