【オリックス】高卒2年目の内藤鵬が2代目「デホさん」の座を狙う「4番打者にはこだわりがある」

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2024.10.21(月) 05:00

オリックス・内藤

◆みやざきフェニックス・リーグ オリックス3-6DeNA(20日・SOKKEN)

 オリックス・岸田護新監督(43)が20日、フェニックス・リーグのDeNA戦(SOKKEN)で初めて指揮を執った。18、19日とグラウンド不良でお預けとなり、待望の初采配は3―6の黒星。しかし高卒2年目の内藤鵬内野手(20)が2安打を放ち、4番奪取の野望を抱いた。

 「4番打者にはこだわりがあるので、その打順をしっかり打てるぐらいの選手になりたい」。岸田オリックスの初陣で4番起用され、初打席から左前打、左中間二塁打。「まず『自分がこういう選手』というのをしっかり見せたかった」と、つかみに成功した。

 180センチ、103キロの巨体。小学生の頃は「体形が似てるっていうので…」と「イデホ(李大浩)」と呼ばれた。韓国を代表する大砲で、12、13年はオリックスで計48本塁打。岸田監督とも同僚だった。「スイングが柔らかくて、強引な感じがない」と同じ右の一塁手として動画研究。西武・中村剛とともに目標とする。

 今季は1軍デビューを果たし、プロ初安打も記録した。「まずは長所を伸ばしていけるように」と野手の指導方針を語る新指揮官も、「やってもらわないとアカン選手でしょうし」と期待を寄せた。チームでは森のように、実力と実績を備えた者が座るポジション。2代目「デホさん」の座を貪欲に狙う。(長田 亨)

 ◆内藤 鵬(ないとう・ほう)2004年10月5日、愛知県生まれ。20歳。日本航空石川から22年のドラフト2位でオリックス入団。プロ2年目の今季、9月13日のソフトバンク戦(京セラD)で1軍デビューし、同15日の同カードで大津からプロ初安打となる二塁打。7試合で20打数2安打だった。180センチ、103キロ。右投右打。年俸600万円。

 〇…岸田監督は初采配を終え「緊張しました。見てるだけでも疲れました…」とたっぷりと汗をかいた。選手起用は水本ヘッド、新たに就任する波留2軍監督と事前に打ち合わせ。6番手で1回無失点だった育成の30歳右腕・小野は最速156キロと好印象を残した。試合後に宮崎を離れ、ドラフト会議を終えると再合流する予定。「無責任なことをやるのはダメ。勉強して、早めにできるように頑張っていきたい」と本格的な指揮を見据えた。

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