◆２０２４　パーソル　クライマックスシリーズ　パ・ファーストステージ　第２戦　日本ハム３×―２ロッテ＝延長１０回＝（１３日・エスコンＦ）

　日本ハムが劇的なサヨナラ勝ちで１勝１敗のタイとし、最終Ｓ進出に逆王手をかけた。

　１点ビハインドで迎えた９回、１死走者なしから万波中正外野手が左翼スタンドへ特大の同点ソロ。起死回生の一発に、新庄剛志監督もベンチを飛び出しガッツポーズを見せた。

　延長１０回には２死一塁から、清宮幸太郎内野手が中前打でつなぎ２死一、三塁。続く途中出場の浅間大基外野手が、右翼線へのサヨナラ打で試合を決めた。

　投げては先発・金村尚真投手が７回途中２失点と試合をつくると、８回からは山崎福也投手が３回を無安打無失点の好リリーフ。勝利を引き寄せた。

　新庄監督は「何ですか、このチームは（笑い）。感動させすぎでしょ。びっくりした。いやもう誰がどうとかじゃないよ。もう今年を象徴する、この勝ち方。すごい。もうほんと選手すごい」と興奮を隠さなかった。

　勝負の第３戦へ向けては「もう勢いはね。短期決戦とかどうこうじゃなく、今日みたいな形で自然体でね、選手たちがグラウンドで思いっきり。いつも言う、愉（たの）しんで、ね。もうここまで来たら愉しむことが一番。もうちっちゃい頃にね、公園とか野原で野球を日が暮れるまでやっているような感覚でね、やってもらえたらもう十分です」と話していた。

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