【ソフトバンク】秘密兵器は育成ドラフト10位左腕 実戦形式で8打者4K 小久保裕紀監督絶賛「魔球!」
スポーツ報知
- ニュース
2024.10.13(日) 16:27
ソフトバンクがポストシーズンを勝ち抜くために投入する“秘密兵器”が13日、ベールを脱いだ。みずほペイペイでシムゲーム(試合形式の練習)を行い、今年7月に支配下登録された2年目左腕・前田純投手も登板。打者8人に対して2安打4奪三振という好内容。甲斐に浴びた中前打も、二塁手を務めた小久保監督がゴロの打球に追いつかなかった“不運”な安打だった。この投球で、第2先発としてのポジションを確定させた。
川村、柳田、近藤、柳町と、空振り三振に仕留められた選手が不思議そうな表情でバッターボックスを去る。直球は140キロ台前半。だが柳町いわく「当たると思ったら当たらない」。小久保監督も「魔球! 垂れそうで垂れない!」と絶賛するように打者の手前でホップするのだ。
前田純は球界を代表する打者を手玉にとって「ちょっとウキウキしながら投げてました」と笑顔。「特徴を生かして、高め、低めをうまく打者に見せて、真っすぐで押し込めた。それを試合でもやっていけたら」と胸を張った。
首脳陣からは、先発投手が早いイニングで崩れたケースの第2先発として起用すると伝えられたようだ。1軍では9月29日の日本ハム戦で先発し、6回無失点でプロ初登板初先発初勝利を挙げたのが唯一の投球だった。「相手にデータがないと思うので、そこで自分の投球ができたら」。2022年育成ドラフト10位で入団した雑草派が、大舞台でシンデレラボーイになる。
関連ニュース
・【ソフトバンク】和田毅、ポストシーズン絶望 実戦練習で古傷の左足付け根を負傷「何も話せることがない」
・【ソフトバンク】村松有人コーチ、体調不良から1日で復帰「いい治療があった」城所龍磨コーチが“待機”
・【ソフトバンク】近藤健介、右足首捻挫以来1か月ぶり“生きた球”「走らないつもり」も本能で1歩2歩
・【ソフトバンク】村松有人コーチ、体調不良で練習欠席 長期離脱の場合は一塁コーチに2軍の城所龍磨コーチ
・【ソフトバンク】台湾のU23代表・18歳の張峻瑋を育成で獲得へ 最速156キロ、異名は「火球男」