【オリックス】宮城大弥が逆転での初の最優秀防御率へ「無欲の境地」 「『欲』というより、普通で。無難に」

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2024.10.6(日) 05:00

最優秀防御率のタイトルをかけて今季ラスト登板に臨む宮城

 オリックス・宮城大弥投手(23)が5日、初の最優秀防御率へ「無欲の境地」に入った。防御率1・92は1位のモイネロ(ソフトバンク)に0・04差と迫り、今季最終戦の6日・楽天戦(楽天モバイル)に先発。「僕は欲がある方なので」と日頃は言うエースが、腹を決めた。

 「ここまで来たら『欲』というより、普通で。無難に」。7回1/3で規定投球回をクリアして自責0か、8回1/3を自責1か。逆転タイトル獲得の条件には関心を示さず「何点取られても規定が頭にある。途切れさせないのも自信につながるので」と高卒2年目から3年連続で達成している規定投球回到達を最優先。「(同じ左腕のモイネロと)どっちが取っても運ではなく、実力。お互いうれしい」と謙虚さを忘れなかった。

 チームはこの日は空路仙台へ。「どれだけ手助けできるか」と中嶋監督も守備力重視のスタメンを組むつもりだ。宮城で開幕し、宮城で終わる24年シーズン。全身全霊の力投でタイトルをつかむ。(長田 亨)

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