【ソフトバンク】小久保裕紀監督、新人指揮官史上最多91勝 大津亮介6回零封「CSローテ」滑り込みか

スポーツ報知

  • ニュース

2024.10.4(金) 20:34

6回無死、先制となる右中間ソロ本塁打を放った栗原陵矢を祝福する小久保裕紀監督(左)(カメラ・義村 治子)

◆パ・リーグ ソフトバンク1―0ロッテ(4日・みずほペイペイドーム福岡)

 ソフトバンクが今季最終戦を競り勝ち、今季8度目の5連勝でフィニッシュ。91勝49分け3敗でレギュラーシーズンを終えた。小久保監督は、90勝で並んでいた2002年の西武・伊原、15年のソフトバンク・工藤の両監督を超えて、新人指揮官として史上最多の勝ち星を積み上げた。

 大津亮介が最高の投球で6月29日の日本ハム戦(エスコン)以来の7勝目(7敗)を挙げた。直球主体で3回まで完全投球。4回、角中に右前打を浴びたが、6回を1安打無失点。三塁を踏ませない堂々の投球を披露して、ポストシーズンのローテーション“第4or5の男”に名乗り挙げた。「自分のシーズン最後の登板で、チームの最終戦でもあったので、何とかいい形で締めくくれるようにと思って投げました。良い投球ができて本当にうれしいです」とシュッとした顔をほころばせた。

 6回先頭の栗原が3年ぶりとなる20号ソロで先制点をつかんだ。両軍無得点の6回先頭。代わったばかりのロッテ2番手・唐川の真ん中カットボールをたたいた。打球は117メートルの放物線を描いて右中間テラス席へ。キャリアハイを更新する打点も87に達した。「自分のスイングができました」と白い歯を見せた。

 8回途中から救援した杉山が、節目となる今季50試合目の登板を無失点で飾った。

 またソフトバンクは、今季主催試合の観客動員数累計が272万6058人となり、ダイエーから球団譲渡され、ソフトバンクホークスとなった2005年以降の最多となった。

関連ニュース

【ソフトバンク】5日のファーム日本選手権に先発する2年目左腕は「自分でゲームをつくって勝ちたい」
【ソフトバンク】有原航平が14勝目 最多勝争いライバル日本ハム・伊藤大海に並んだ
【ソフトバンク】山川穂高、記者に逆取材で2冠確信 さらに欲しい“もう1冠”「ホークスに来て初めて…」
【ソフトバンク】小久保裕紀監督、新人指揮官タイ90勝 栗原陵矢76年ぶり球団記録 有原航平タイ14勝
【ソフトバンク】大津亮介「小久保監督が塗り替えられるなら」今季最終戦で新人監督最多91勝プレゼントだ

記事提供:

スポーツ報知