【日本ハム】鍵谷陽平が引退会見「おなかいっぱいです」同期入団の大谷翔平は「(引退)知らないんじゃないですか(笑い)」

スポーツ報知

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2024.9.25(水) 13:29

引退会見を行った日本ハム・鍵谷 陽平(カメラ・太田 和樹)

◆パ・リーグ 日本ハム―楽天(25日・エスコンフィールド)

 日本ハム・鍵谷陽平投手(34)が25日、エスコンフィールドで引退会見を行った。ユニホーム姿で登場し「引退することになりました。もう、やりきりました。おなかいっぱいです。今日一日、しっかりと皆さんに感謝の気持ちを持って臨みたいと思います」と晴れやかな表情であいさつした。

 引退決断の時期については「こういう仕事なので、毎年毎年が勝負だと思って臨んでいました。去年ジャイアンツを戦力外になってから、ファイターズに契約していただいて、常に(引退を)考えながらの一年でした。いつ(決めた)というよりも、毎日考えていました」と振り返った。

 中盤以降は声を震わせる場面もあり「夢のような時間でした。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。一番(の思い出)と言われると(16年の)日本一かな」と振り返った。チーム最年長39歳の宮西尚生投手からは「おつかれさん。皆、俺より早く辞めていくな」と笑顔で声をかけられたという。ドラフト同期入団の大谷翔平投手(ドジャース)について報道陣から質問が飛ぶと「連絡はしていないです。翔平は頑張っているので、余計な雑念は入れたくないので。(自身の引退を)知らないんじゃないですか」と笑って話した。

 会見の最後に同学年の伏見寅威捕手らが花束を持って駆けつけると、満面の笑みを浮かべてガッチリと握手を交わした。

 鍵谷は北海高、中大を経て12年のドラフト3位で日本ハムに入団。中継ぎとして16年の日本一に貢献し、17年には自己最多60試合に登板。トレード移籍した巨人でも19、20年のリーグ連覇を支えた。

 昨オフに巨人を退団し、今季から育成契約で5年ぶりに古巣に復帰。7月に支配下登録され、2軍では20登板で防御率0・78だった。通算419試合で25勝15敗、7セーブ、84ホールド、防御率3.46。この日行われる楽天戦では先発投手を務め、試合後に引退セレモニーが予定されている。

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