【ソフトバンク】「柳田・山川・近藤」の最強クリーンアップCS最終Sで再結成へ
スポーツ報知
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2024.9.25(水) 05:00
ソフトバンクの小久保監督が24日、出場が決まったクライマックスシリーズ(CS)の最終ステージ(10月16日開幕=みずほペイペイ)で「柳田・山川・近藤」の最強クリーンアップトリオを再結成させる青写真を披露した。
就任1年目のリーグ制覇から一夜明け、まずは右太もも裏肉離れから回復途上で、2軍戦に出場中の柳田について見通しを示した。「今週末に守備に就く話をしていた。フェニックス・リーグ(10月7日開幕)は分からないですけど、幸いにもホークスには3軍戦もある。その辺を使って(実戦感覚を養う)プランはある」と、試合勘を戻す準備を進めている。
さらに16日に右足首を捻挫し、松葉づえ姿で胴上げに参加した近藤についても、回復具合を慎重に見極めた上で「(柳田が)CSで守れるようになると、近藤がもし打てるだけ(可能)であればDHに回せる」と説明。出場可能とジャッジされれば、3番から「右翼・柳田」「一塁・山川」「DH・近藤」のトリオが並び立つ。
山川については「(本塁打と打点の)タイトルがあるからずっと出します」とレギュラーシーズン残り8試合を含め、全試合出場達成を指令。柳田が離脱した5月31日時点で、柳田は打率2位の2割9分3厘、打点2位の35、山川は本塁打1位の12、打点1位の45、近藤は打率1位の3割2分9厘と手がつけられなかった鷹の主軸。4か月半ぶりタッグで再び爆発する。(田中 昌宏)
○…小久保監督は「皆さんが期待しているビッグルーキーの出番もあるでしょう」と、ドラフト1位の前田悠が先発としてプロ初登板すると明言した。30日か10月1日のオリックス戦(みずほペイペイ)でのデビューが有力だ。今春の宮崎キャンプで「モノが違う」と絶賛した近未来のエース候補は、7月に支配下選手登録された2年目左腕の前田純とともに25日に1軍合流予定。大阪桐蔭出身の19歳サウスポーが、いよいよベールを脱ぐ。
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