◆パ・リーグ　ソフトバンク１１―５楽天（２２日・みずほＰａｙＰａｙ）

　楽天は８月１７日の西武戦（楽天モバイル）以来の２ケタ失点で大敗。３連敗でまたも貯金がなくなった。

　体調不良でローテーションを離脱した内の代役として、２２年４月以来の先発マウンドに立ったプロ４年目の高田が、２回６失点と大炎上。それでも２番手の津留崎が２回無失点と立て直し、５回には鈴木大の適時二塁打で３点差まで迫った。しかし、追い上げムードもつかの間、その後は渡辺翔、宮森、ターリー、西垣の４人がいずれも失点を重ねて突き放された。

　前夜の逆転サヨナラ負けに続くショッキングな敗戦。今江監督は「１、２回で６点は大きかったし、ああいう（負けている）場面で出る投手は、抑えてチャンスをモノにしてほしいのに…」と、歯止めが利かない投壊状態を嘆いた。

　指揮官は試合前、今季登板がなかったベテラン田中将を２８日のオリックス戦（楽天モバイル）に先発させることを明言。すでに練習を再開している内についても「先発（で復帰）となると時間がかかるので、中継ぎに入れるかもしれない」と、緊急配置転換の可能性も示唆した。逆転ＣＳへ負けられない戦いが続く残り１２試合。あらゆる手段で投手陣を整備して奇跡を呼び込む。

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