【日本ハム】新庄剛志監督が執念采配で優勝決定を阻止「ソフトバンク・ファンには申し訳ないですけど…」

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2024.9.22(日) 22:16

9回1死二、三塁、代打・松本剛の三ゴロの間に生還する代走・五十幡亮汰に沸く新庄剛志監督(中央)ら日本ハムベンチ(カメラ・谷口 健二)

◆パ・リーグ 日本ハム3―2オリックス(22日・京セラドーム)

 日本ハムが9回、内野ゴロの間に決勝点をもぎ取り、ソフトバンクの優勝決定を阻止。新庄剛志監督は「ソフトバンク・ファンには申し訳ないですけど、こっちも一生懸命やっているので」と語った。

 同点で迎えた9回、先頭の万波が左翼フェンス直撃の二塁打で出塁すると、指揮官はすかさず快足・五十幡を代走に送った。

 その後、内野安打で一、二塁から犠打で1死二、三塁。ここで代打・松本剛が低めのボール球を必死に転がし、三塁ゴロの間に五十幡が決勝のホームへ滑り込んだ。前進守備の三塁正面のゴロでアウトのタイミングにも見えたが、完璧なギャンブルスタートから一気にスピードに乗り、やや一塁方向へ送球がそれたこともあり捕手はタッチをあきらめ一塁へ送球した。

 新庄監督は「松本くんのときめちゃくちゃ迷った。五十幡くんがサードランナーなんで、何でもできるから。でも結果的に、バットに当てさえすれば何か起こるっていうことを選手全員が分からないといけない場面でしたね」。松本剛は「イソ(五十幡)に感謝です。イソがランナーだったんで、三振とポップフライ以外と思ってたんで。追い込まれるまでは普通にヒット打ちにいってましたけど、追い込まれてからはもう、とにかく当てよう、ゴロを打とうとしか考えてなかったです」と振り返った。

 五十幡は「(打者が)振り出すイメージを持って、振り出すとこぐらいにスタート切れるようにって感じでした。自分の仕事ができたと思います。スタートは遅れず、しっかりスタートを切れたと思いますし、そういうイメージが持てたのでよかったと思います」と胸を張っていた。

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