【ソフトバンク】“近藤ショック”で連勝ストップ リーグ唯一3割打者が右足首捻挫で登録抹消 日本ハムに5連敗とCSへ不安材料も

スポーツ報知

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2024.9.18(水) 05:00

6回、マウンドからベンチに戻る小久保裕紀監督(カメラ・朝田 秀司)

◆パ・リーグ ソフトバンク2―3日本ハム(17日・みずほペイペイドーム福岡)

 “近藤ショック”のソフトバンク打線がつながりを欠いた。1点差の8回2死二、三塁。代役の5番・正木が力ない右飛に倒れ、天を仰いだ。4回1死一塁で遊ゴロ併殺打に倒れるなど、24歳は3打数無安打。全試合に5番で出場していたリーグ唯一の3割打者・近藤が右足首捻挫で出場選手登録を抹消された影響が如実に出た。マジックは5で足踏みし、連勝は7でストップ。「あと5つ勝てばいいので。いるメンバーでやるだけですよ」と、小久保裕紀監督(52)は自身に言い聞かせた。

 本拠地で2位・日本ハムとの直接対決に連勝すれば、18日には超異例のマジック3からの優勝が決まるはずだった。これで最短Vは20日に持ち越し。「この時期は調子とか、ホーム(ゲーム)とか関係ない」と指揮官が言うように、2位・日本ハムとのゲーム差は10もあり、4年ぶりのV奪回は間違いない状況。だが、今後の大舞台を見据えると、不安が残る。

 日本ハムとの直接対決5連敗に加え、本拠地での戦いも、ここ6試合で1勝5敗だ。球団の苦い歴史もある。2010年はリーグ優勝を飾りながら、クライマックス・シリーズ最終Sで敗退した。プレーオフ制度時代の04、05年には2年連続で勝率1位ながら西武、ロッテに下克上を許して優勝を逃す経験もした。王会長も「ここまで(日本ハムに)変な負け方もあるから。(5)連敗っていってもね。また、明日だね」と表情は晴れなかった。

 6月から主軸の柳田が離脱したままで、復帰したばかりの守護神・オスナも万全でない。さらに頼みの近藤まで消えた。それでも、現役時代から逆境を乗り越えてきたのが小久保監督。今季のスローガンは美しく打ち破る「VIVA(ビバ)」。最後は格好良く決めてみせる。(島尾 浩一郎)

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