【日本ハム】金村尚真、新人王争いラストスパート「真っすぐで押していく」…7勝目懸け16日楽天戦先発

スポーツ報知

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2024.9.16(月) 06:50

16日の楽天戦に向けて調整する日本ハム・金村(カメラ・岡野 将大)

 日本ハム・金村尚真投手(24)が得意の「イヌワシ狩り」で新人王争いにラストスパートをかける。7勝目を懸けて16日の楽天戦(楽天モバイル)に先発。14日にリーグ優勝を果たした母校・富士大(岩手)の活躍も力に変え、今季2勝0敗、防御率1・64と好相性の相手に挑む。また、15日の一戦は雨天中止となった。

 納得の投球を思い描きながら、金村が丁寧に最終調整を終えた。7回8安打1失点だった6日・オリックス戦(エスコン)から中9日。新人王候補の西武・武内に並ぶ7勝目へ「前回は最少失点で抑えられたけど納得いく内容ではなかった。真っすぐで押していくのが僕のピッチング。もう一回、ブルペンで見直して重点を置いてやってきた」と自信をにじませた。

 謙虚な心で好相性を誇る相手に挑む。先発に配置転換となった5月以降、楽天とは4度対決して2勝0敗。先発した4試合で計30回5失点、防御率1・50と抜群の結果を残すが「いい印象がある時こそ打たれるもの。初めて対戦するぐらいの気持ちでやっていかないといけない」と気を引き締める。

 東北は大学4年間を過ごした思い出の地。14日には母校・富士大が秋季リーグ戦を制した。今年は一挙7人がプロ志望届を提出する見込みで「僕の2個下です。僕の(代の)時に試合に出てた人ばかりなので仲も良かった」とニッコリ。14~18年に前人未到のリーグ10連覇を成し遂げた常勝軍団での経験は今も生きており「『負けたらダメ』というプレッシャーをめっちゃ感じたし、それが今につながっている」と当時を思い返して気合を入れ直した。

 新人王争い、6年ぶりのCS進出へ、ここから負けられない戦いが続く。「やるべきことは変わらない。いい順位のまま終われるように、チームの勝利のために頑張りたい」。安定感光る2年目右腕が得意のイヌワシ退治に向かう。(堀内 啓太)

 〇…15日に再昇格した河野が、「最後までぶっ飛ばしていきたい」とフル回転を誓った。今季は開幕から勝ちパターンとしてパ・トップ31ホールドを記録。しかし8月は10登板で防御率6・14と打ち込まれ、1日に登録を抹消された。調整期間中はリカバリーに重きを置き、13日の2軍楽天戦では3者連続奪三振で1回0封。最優秀中継ぎのタイトルを狙う左腕は「仕事を果たしたい」と意気込みを口にした。

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