【西武】金子侑司が引退会見「ちょっと惜しんでもらってやめるのが自分らしい」

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2024.9.15(日) 13:51

西武・金子侑司外野手の引退会見には後輩たちも駆けつけた(左から)山野辺翔、元山飛優、金子侑司、平沼翔太、森脇亮介

 今季限りの現役引退を表明している西武・金子侑司外野手が15日、ベルーナドームで引退会見に臨んだ。

 背番号7のホーム用ユニホームで会見場に姿を見せた金子は「グラウンドに向かってくる時、幾度となく通った道を通ることがなくなるのかなと」としみじみと話した。

 入団1年目からスピードを生かした攻守で活躍し、16年、19年には最多盗塁のタイトルを獲得。18年、19年のリーグ連覇に大きく貢献した。近年は故障などもあって出場機会が激減。復活を目指した12年目の今季は開幕スタメンも務めたが調子が上がらず、6月3日に出場選手登録を抹消された。

 「もう1回、1軍に上がって応援してくれるファンにプレーを見てもらおうという思いで若手とやってきました」。2軍では33試合で打率3割1厘、3本塁打、9盗塁の成績を残していたが、1軍から声はかからなかった。「本当に頑張りたかったですけれど、来年のライオンズの戦いに自分が加わっているイメージが最後まで持てなかった。そう思った瞬間に決断しました」と引退に至った心境を吐露。チームメート、ファンからは「まだまだやれる」といった声も多く寄せられているが「正直、まだやれると思うところもありますが、ちょっと惜しんでもらってやめるのが自分らしいかなと。ある意味、潔く引退しようと思います」と言い切り「本当に幸せなライオンズ生活だったと思います」と12年間のプロ生活をまとめた。

 ◆金子 侑司(かねこ・ゆうじ)1990年4月24日、京都府生まれ。34歳。立命館宇治から立命館大へ進み、2012年のドラフト3位で西武入り。16年、19年には盗塁王を獲得した。179センチ、78キロ。右投両打。15日時点の成績は1019試合出場、打率2割4分2厘、21本塁打、225盗塁。

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