【オリックス】比嘉幹貴、現役引退を正式発表 人柄表す長文コメ 引退セレモニーも固辞「苦手な性分」
スポーツ報知
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2024.9.15(日) 10:45
オリックスは15日、比嘉幹貴投手が今季限りで現役を引退することを正式発表した。今季は4試合に登板し、防御率0・00。左膝痛を理由に4月24日に出場選手登録を抹消されていた。
比嘉は日立製作所から09年ドラフト2位でオリックス入団。14年に自己最多の62試合に登板して、防御率0・79と活躍。21年からのリーグ3連覇にも貢献した。ここまで、通算417試合はすべて救援登板。本人は引退セレモニーや記者会見を固辞したが、この日、電撃的に1軍合流しており、“サプライズ花道”が実現する可能性もありそうだ。
比嘉本人の広報を通じたコメントは下記の通り。
「今シーズンをもちまして現役を引退させていただきます。入団した当初は、この年齢までユニフォームを着て、戦えるとは思っていませんでした。振り返ると15年間のプロ野球生活でしたが、毎年のようにけがをしたり上手くいかない事が多く、つらい時間が長かったです。そんな中、監督、コーチ、球団スタッフ、トレーナーチームをはじめ周囲の皆さんの多大なお力添えをいただけたことで、ここまでプレーすることができました。心より感謝しております。
野球を教えてくれた父、どんな時も見守ってくれた母、文句一つ言わず野球中心の生活をさせてくれた妻、息子達。家族の支えで今があります。ありがとう。
ファンの皆さん、私は京セラドーム大阪のマウンドが大好きです。マウンド上でいただいた、あたたかい声援は、いつも背中を押してくれました。大きなパワーをもらいました。うれしかったです。2014年に優勝することができず、チームとして本当に苦しい時期が長くありました。どんな時でも声援を送り続けてくださり、やっと優勝できた時に、ファンの皆さんと喜びを分かち合えたときは、幸福感でいっぱいでした。 御堂筋での優勝パレードの景色、一生忘れません。色々なことがあったプロ野球人生でしたが、恵まれた環境の中でプレーができて、日本一も経験させてもらい本当に幸せ者です。オリックス・バファローズに入れて良かったです。球団からは記者会見や引退セレモニーの打診もいただきましたし、本来であれば、皆様の前で直接お伝えすべきところではありますが、私自身、そういったことが本当に苦手な性分であり、こうして球団や報道を通じてのごあいさつとなりますことをお許しください。15年間、本当にありがとうございました」
◆比嘉 幹貴(ひが・もとき)1982年12月7日、沖縄県生まれ。41歳。中の町小3年から軟式野球「武蔵」で野球を始め、当時は遊撃手。コザ高1年秋から投手に転向した。国際武道大、日立製作所を経て09年ドラフト2位でオリックス入団。14年に34試合連続無失点で当時のパ・リーグタイ記録を樹立。177センチ、77キロ。右投右打。
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