【オリックス】T―岡田が晴れやか引退会見「本当にスッキリしてユニホームを…」通算204本塁打 19年の現役生活に別れ

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2024.9.10(火) 17:30

引退会見を行ったT-岡田は、サプライズ登場した杉本裕太郎(左)と西野真弘(右)と撮影に応じる(カメラ・義村 治子)

 オリックス・T―岡田外野手が10日、京セラドーム大阪で引退会見を行った。プロ19年目の今季は4年ぶりの開幕スタメンを勝ち取ったが、3試合、5打数無安打で4月11日に出場選手登録を抹消。ブルーのスーツ姿で会見に臨み「履正社高校から入団して19年間、本当にたくさんの方々に支えられ、助けられ、ここまでやってこられた。少しでも、そういう方々の記憶に残れたら、僕も頑張ってきたかいがあったかな…と思います」とあいさつした。

 2009年オフに同姓の岡田彰布監督(現阪神監督)が発案し、7000通以上の公募から登録名の「T―岡田」が誕生。10年には33本塁打でタイトルを獲得した。主軸として低迷期からチームを支え、21年9月30日のロッテ戦(ZOZO)では9回2死一、三塁から逆転3ラン。首位だったロッテの優勝マジック点灯を阻止し、25年ぶりの優勝へ道筋もつけた。

 代打が中心となった近年は故障にも苦しみ、勝負をかけた今年8月には左ふくらはぎを負傷。引退を決意するきっかけにもなった。通算204本塁打の看板選手。涙はなく「本当に僕の中で納得して、ユニホームを脱ぐことができた。本当にスッキリして、ユニホームを脱ぐことができたかなと思います」と晴れやかな表情を浮かべた。最後にはT―岡田を慕う杉本と西野がサプライズで花束贈呈。本拠地・京セラドーム大阪の今季最終戦(24日・西武戦)で引退セレモニーが行われ「本当に最高のチーム、最高のチームメート、仲間の集まりだと思います」と感謝の言葉で締めくくった。

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