ロッテ・佐々木朗希、5回3失点と苦しみながらも8勝目 吉井監督「調子悪かった」

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2024.9.8(日) 21:20

ロッテ・佐々木朗希

○ ロッテ 9 - 5 楽天 ●
<20回戦・ZOZOマリン>

 「調子悪かったですね。真っ直ぐが操れていなかったと思います」。

 ロッテの吉井理人監督が試合後、先発・佐々木朗希をこう評価したように、この日の佐々木は5回・98球を投げ、7被安打、7奪三振、4与四球、3失点と苦しい投球内容となったが、打線の援護もあり8勝目を手にした。

 佐々木は初回先頭の小郷裕哉にセンター前に運ばれると、続く小深田大翔の左中間へ飛んだ打球をセンター・髙部瑛斗の好捕もあり1アウトを奪う。エンジンを上げていきたい佐々木だったが、辰己涼介に四球、二死後、鈴木大地に四球を与え、満塁のピンチを招き、渡邊佳明にレフト前に適時打を浴び先制を許す。初回だけで28球を要す苦しい立ち上がりとなった。

 2回はわずか9球・三者凡退に片付けたが、3回も無失点に抑えながら23球を要すなど球数が多くなるピッチング。

 3回裏に逆転してもらい、直後の4回はスコアボードに0を入れたが、5回にまたしても先頭の小郷にライト前に運ばれると、辰己に適時二塁打、渡邊佳明に適時打を浴び逆転を許す苦しい投球。

 それでも、その裏打線が4点を奪い逆転してもらったことで勝利投手の権利が発生。佐々木は降板後、球団を通じて「結果的に逆転してもらいましたが、あの時点ではリードを守りきれず降板してしまうことになってしまい申し訳なく思っています」と反省。

 吉井監督は試合後、佐々木の投球について「真っ直ぐがシュートしてコントロールできなかったので、すごく苦労していました」と話し、変化球については「フォークはうまく行ったり、いかなかったり、スライダーが多かったのかな、それでなんとか誤魔化しだったのかなと思います」と振り返った。

 この日の佐々木は5回で降板となったが、本来は7回、8回と長いイニングを投げてもらわなければいけない先発投手。吉井監督も「(佐々木)朗希、種市と小島はそれぐらい投げてもらわないと困るピッチャー」と話した。

 今回の登板を踏まえ、佐々木朗希が次回どのように修正してくるか非常に注目だ。

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