【ソフトバンク】緊急登板の大山凌3失点に号泣「余計に悔しくて…」松本裕樹は右肩痛で登録抹消へ

スポーツ報知

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2024.9.4(水) 23:58

緊急救援で3点を失った大山(カメラ・岩田 大補)

◆パ・リーグ ソフトバンク5―8日本ハム(4日・みずほペイペイドーム福岡)

 ソフトバンクが9回の3点リードを守れず、逆転負けで日本ハムに4連敗を喫した。マジックは15で足踏みとなった。

 松本裕が3点リードの9回、先頭の松本剛に四球を与えて緊急降板。最速159キロの直球が140キロ台前半しか計測されず、5日の出場選手登録抹消が決まった。1週間ほど前から右肩痛に悩まされていたという。

 緊急救援した大山は3連打を浴びるなどして3点を失い、敗戦投手になった。ドラフト6位ルーキーは試合中にもかかわらず、ベンチに戻って号泣した。

 試合後は緊急の全体ミーティングと投手ミーティング。松本裕は、大山や、水谷に決勝打を浴びた岩井を念頭に「投げたことのない緊張感だったと思う」と振り返った。さらに「僕がみんなを信頼して、投げないという選択肢を取れば、こういうことにならずに済んだのかな」と唇をかんだ。

 試合後、大山も気丈に取材に応じた。初めてのセーブシチュエーションでの登板に「チャンスが回ってきたところで結果を出せなかったのか悔しい。9回の難しさっていうのは…。投げてて調子が悪いわけでもなかったんですが、1球投げるごとに自分でも良く分からない感覚になった」と頭が真っ白の状態だったと告白した。

 ベンチに戻ると大きな瞳から涙が次から次へとあふれ出た。「(マウンドを)降りたのはどうしようもないので(救援した岩井)俊介やバッターを応援しようと思ったんですが、そう思ったら余計に悔しくて…」。こらえることができなかったという。

 その上で「あの雰囲気の中で投げられる機会が次もあるのなら、楽しみ」と語気を強めた。そして「試合後、又吉さんや今宮さんは『1年目からこんなところで投げさせてもらっていることを自信にしていい。責任を感じないで』と言ってくれたんですが、責任を感じないと言ったらウソになる。期待して声をかけてくれた方たちのためにも、次の登板で全員三振を取りにいくくらいの強い気持ちで投げたい」とリベンジを誓った。

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