右太もも裏の肉離れで戦列を離れているソフトバンクの柳田悠岐外野手が２２日、ポストシーズンを含めた今季中の復帰を目指していると明かした。

　福岡・筑後市内のファーム施設でリハビリメニューを消化。５月３１日の広島戦で右半月腱様筋を損傷（右太もも裏の肉離れ）して以来の回復具合は順調で、ダッシュは「７割ぐらい」でこなし、緩いボールのフリー打撃も３６スイング目のラストは「おりゃ～！」の叫び声とともにフルスイングし、打球を右翼防球ネットに突き刺した。

　故障当時の診断は全治４か月。「歩けなかった状態から、そういう風な（実戦復帰が視野に入る）状態に持っていくっていうのがすごい大事かなと思ってます」としみじみ。具体的な復帰時期を問われると「できれば今シーズン中にまたユニホームが着られればいいなと思ってやっています」と説明したが、それはレギュラーシーズンか、との問いには「いやいやいや。今シーズンなんで」と明言を避けた。いまだノックなどの守備練習は再開できていない現状とあって、ＣＳ、日本シリーズのポストシーズン中に、ＤＨか代打として復帰するという青写真が現実的のようだ。

　一方で屋外でのフリー打撃は２０日に再開。この日も、１８日に来日した新外国人のジーター・ダウンズ内野手、背中と腰の違和感でリハビリ中の仲田慶介内野手とともにケージに入った。うなり声を上げながらスイングする様子を、２６歳の新助っ人に見つめられた。「めちゃくちゃいい選手だと思いますよ。すごい熱心というか一生懸命。まだ若いので、チームの力になる選手だと思います」とダウンズ選手の活躍に太鼓判を押していた。

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