◆パ・リーグ　西武１―０オリックス（２１日・ベルーナドーム）

　ピンチになっても動じなかった。６回１死一、二塁。宗を二ゴロ併殺打に打ち取ると、西武・隅田知一郎はガッツポーズをつくって、ほえた。「粘り強く、打たれ強くというか、どっしり１人１人に投げました」と振り返った。

　６安打を許しながらもカーブ、スプリットといった変化球を多めに配した投球で要所を締めて６回を無失点でまとめて８勝目。「冷静に投げること。ミーティングでの対策を実践して低めに投げられたのがよかったと思います」。直球が少なめの組み立てには「いつもと違うピッチングになりましたが、古賀と意思疎通を取りながら投げた結果。初めてこういう感じになりましたけど、悪くはなかったと思います」と新たな境地を開いて手応えを感じていた。

　２０日に２５歳の誕生日を迎え、夫人とケーキでお祝い。「勝って久しぶりに連勝できましたし、いいスタートが切れたと思います」。３年目の左腕が気持ちも新たに残り試合に臨む。

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