【オリックス】「退場にしていいよ」指揮官覚悟の猛抗議実った 今季6度目サヨナラ勝ち 

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2024.8.16(金) 05:00

9回、サヨナラ打を放ち祝福される紅林弘太郎(中央) (カメラ・義村 治子)

◆パ・リーグ オリックス3×―2楽天(15日・京セラドーム大阪)

 オリックス・中嶋監督は、今季3度目のサヨナラ打を放った紅林と全力でハイタッチした。今季6度目の劇勝に少しスカッとしたのだろう。だが、6回の判定に触れると「今まで野球をやっていて、見たことがないわ…。二塁審判が何かしてくれないと、誰も何もできないよね」と、一気に思いを吐き出した。

 1点を追う1死一塁で森が左中間へ大飛球。中堅・辰己がフェンス際でダイレクト捕球したように見えたプレーを、三塁塁審がノーキャッチと判定した。安打の記録がついた森は、捕球と自己判断した一塁走者の池田を追い越し、まずアウト。大阪桐蔭の後輩・池田も一、二塁間でタッチアウトとなった。

 指揮官は「退場にしていいよ」と猛抗議。「(一塁走者は)近くにいるセカンドを見るよね?」と、二塁塁審が打球判断をすべきと主張した。しかし「あのケースは三塁塁審が打球判定をして、二塁塁審は走者の動きを見なきゃいけない」(責任審判の嶋田審判員)と、最後まで納得する回答が得られなかった。

 仮に負けていれば「イラッとして終わりやね」と、苦笑いした中嶋監督。厳しいCS争いに生き残るため、意味のある白星としたい。(長田 亨)

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